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Amazon物販の始め方ロードマップ|利益で月20万円までの道順(現役セラー実録)

ようこそ。利益で月20万円まで、あせらず順番に、一緒に掘っていこう。

「Amazon物販を始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」——そう感じている方は多いと思います。始め方の情報はネットにあふれていますが、断片的で、順番になっていません。

このページは、Amazon物販をゼロから始めて、利益で月20万円が残る仕組みを作るまでの道順を、1本にまとめたロードマップです。個人か法人か、お金の管理、仕入れ、価格改定、そして仕組み化まで、実際にやったことだけを順番に並べました。

読み終えると、次の3つが分かります。①今の自分がどこから始めればいいか、②各場面で何を決めればいいか、③どの道具に頼ればいいか。結論を先に言うと、大事なのは「売上の大きさ」ではなく「利益がいくら残るか」です。この一点を外さないことが、続けられるかどうかを分けます。

この記事の「月20万円」について

この記事でいう「月20万円」は、すべて営業利益(売上から仕入れ・手数料・経費を引いて、実際に手元に残るお金)です。月商(売上そのもの)では語りません。理由は本文「月商のトリック」で説明します。

はじめに|このロードマップの歩き方と「月20万円」の意味

このロードマップは、Amazon物販を始めてから利益で月20万円が残る仕組みを作るまでを、8つの区切りに分けて並べたものです。上から順番に読めば、迷わずに次の一歩へ進めるように作りました。急ぐ必要はありません。今の自分に必要な場面から読んでも大丈夫です。

地図はいつでも開いていい。迷ったら、この「はじめに」に戻っておいで。

このロードマップで、あなたはどこまで行けるのか

ゴールは「利益で月20万円が、なるべく手間をかけずに残る状態」です。そこへ向かって、商売の準備から、お金の管理、仕入れ、販売、そして仕組み化まで、順番に歩いていきます。全体の地図はこうなっています。

0ゴールと予算1商売の器2お金の管理3商品を探す4売って回す5仕組み化 利益 月20万円の仕組み

ここで大切なことを先に言います。このロードマップは「誰でも必ず月20万円に届く」という約束ではありません。かかる時間も、向き不向きもあります。だからこそ、幻想ではなく、実際にやったことだけを順番に書いていきます。

【現在地チェック】あなたはどのSTAGEから始めればいい?

今のあなたの状況によって、読み始めるとよい場所が変わります。当てはまるところから読んでください。

今の状況から選ぶ

  • 個人事業主・フリーランスの方(このロードマップが主に想定する読者です)STAGE 0(ゴールと予算を決める)から順番に
  • すでに法人を作っている・これから作る方STAGE 2(お金の管理を作る)から
  • お店があって、ネット販売を足したい方STAGE 3(売る商品を見つける)から
  • 会社員の方 → まずは「体験として試す」つもりで STAGE 0 から。ただし本格的に伸ばすなら、仕入れ先や取引の都合で、どこかで個人事業主か法人になる必要が出てきます(くわしくは STAGE 1
  • とにかく全体像をつかみたい方 → このまま上から順番に

始める前に知ってほしい「月商のトリック」

物販の情報でよく見かける「月商100万円達成」という言葉。実はこの「月商」という数字が、いちばん人をだましやすいポイントです。月商とは、売上そのものです。そこから仕入れ代・Amazonへの手数料・広告費などを引いた残りが、やっと自分の利益になります。

月商(売上)100万円 仕入れ代 手数料 広告 手元に残る利益(例:2万円)

たとえば「卸(おろし)仕入れ」(問屋からまとめて買う仕入れ方)は、始めやすい反面、利益率が1〜3%ということも珍しくありません。月商100万円でも、利益率2%なら手元に残るのは2万円です。売上の数字は立派に見えても、利益はこれだけ、ということが本当に起きます。

私が通った道

私自身、Amazon物販を始めた当初は「売上はあるのに、利益がほとんど残らない」という時期を経験しました。転機になったのは、売上の大きさを追うのをやめて、低単価でも利益率の高いニッチな商品に絞ったことです。そこでようやく、利益が残る土台ができました。

簡単に始められる仕入れほど、利益を残すのは難しい——これが最初の大きな学びでした。だからこのロードマップでは、月商ではなく、すべて営業利益(手元に残るお金)で話を進めます。

先に知ってほしい現実

  • 全員が月20万円に届くわけではありません。向き不向き・使える時間・運もあります。
  • 利益が出るまでには時間がかかります。最初の数か月は赤字や、ほぼ利益ゼロのこともあります。
  • 使うお金は、必ず「なくなっても生活に困らない範囲」で。(お金の借り方の話はこのブログでは扱いません)
  • 「いつまでに、いくらまで赤字なら続ける/やめる」の線を、始める前に決めておくと迷いません。

ここまで読んで「それでもやってみたい」と思えたなら、準備は十分です。次のSTAGE 0で、あなた自身のゴールと予算を決めるところから始めましょう。1期目の経理の実録(まとめ)物販の道具まとめも、この地図の各場面とつながっています。物販全体の流れをもっと詳しく知りたくなったら、開いてみてください。

STAGE 0|ゴールと予算を決める

最初にやることは、商品を探すことでも、口座を作ることでもありません。「自分はいくらを目指すのか」と「いくらまで使えるのか」を、先に決めることです。ここが決まっていないと、途中で不安になったり、使いすぎたりします。この章を終えると、あなたの目標金額と予算の上限、そして「やめどき」の線が決まります。

副業で「いくら」を目指すのか

このロードマップのゴールは「利益で月20万円」でした。ここで大事なのが、序章で見た「月商のトリック」の裏返しです。同じ月20万円の利益でも、利益率によって必要な売上(月商)はまったく変わります。

利益「月20万円」を出すのに必要な月商 利益率 5%月商 400万円利益率 10%月商 200万円利益率 20%月商 100万円 利益率が高いほど、少ない売上で同じ利益が出せる

たとえば利益率5%だと、月20万円の利益を出すのに月商400万円も売らなければなりません。でも利益率20%なら、月商100万円で足ります。だから「たくさん売る」より「利益率の高い商品を選ぶ」ほうが、ずっと近道になります。目指す数字は、まず「利益で月20万円」で置いておいて大丈夫です。そこへ向けて利益率を上げていく、という順番で考えます。

いくらまで投じるか(自己資金の範囲で)

次に、使えるお金の上限を決めます。かかるお金は大きく2つです。①商品の仕入れ代と、法人を作る場合は②会社の設立費用です。最初から大きな金額を使う必要はありません。小さく始めて、利益が出たぶんを次の仕入れに回していくのが安全です。

お金の決め方は、この順番がおすすめです。

  1. 目標を決める(まずは「利益で月20万円」)
  2. 使える自己資金の上限を決める(生活に影響しない範囲で)
  3. そのうち、いくらを最初の仕入れに使うかを決める(残りは予備に)
  4. 「いつまでに・いくらまで赤字なら続けるか」の線を決める(次の項目)

最初のひと山は小さくていい。売れて残った利益を次の仕入れに回す——遠回りに見えて、いちばん崩れにくい進み方だよ。

使うお金は、必ず「なくなっても生活に困らない範囲」で用意してください。足りないぶんを、お金を借りて埋める話は、このブログでは扱いません。物販では、お金が在庫(仕入れた商品)に形を変えるため、売れるまで手元の現金は減ります。そのことを前提に、無理のない金額から始めるのが続けるコツです。

私が通った道

自分の会社(合同会社ユーノア)は、予算50万円ほどの小さなスタートでした。使い道はほとんどが低単価商品の仕入れと、会社の設立費用です。最初から在庫を大量に抱えず、小さく試すところから始めました。

一方、企業のAmazon物販の立ち上げ(業務委託)では、最初は月商が立っても利益率が数%で、利益は月に数万円という薄利の時期がしばらく続きました。そこから、扱う商品を利益率の高いものへ見直していったところ、時間はかかりましたが、営業利益で月50〜60万円の規模まで伸ばせました。最初から大きく稼ごうとせず、利益率を上げる商品選びに時間を使う——これがゴールと予算を考えるうえでの実感です。

先に知ってほしい現実

  • 物販が黒字でも、会社が回るとは限りません。立ち上げの時期は、利益が出ていても、生活費や会社の運転資金までは出ず、持ち出し(自分のお金を足すこと)が必要になることがあります。
  • 利益が安定するまでには時間がかかります。数か月から1年ほどは、利益がほとんど出ない前提でいたほうが気がラクです。
  • 「やめどき」を先に決めておきましょう。私は「1年以内に成果の見込みがなければ、いったんやめる」と決めていました。始める前に自分の線を引いておくと、迷ったときに冷静に判断できます。

目標(利益で月20万円)と、使えるお金の上限、そして撤退ラインが決まったら、準備は整いました。次のSTAGE 1では、商売の「器」——個人で始めるか、法人にするか——を決めていきます。

STAGE 1|商売の器を作る(個人か法人か)

ゴールと予算が決まったら、次は商売の「器」を用意します。ここで決めるのは「個人事業として始めるか、法人(会社)を作るか」です。結論を先に言います。手間はかかりますが、最初から法人(合同会社)を作るのがおすすめです。理由は、税金ではなく「仕入れ先」と「取引のしやすさ」にあります。

個人で始めるか、法人にするか

まずは違いを表で見てみましょう。◎○が有利、△が注意、×が大きなデメリットです。

個人事業と法人(合同会社)の比較
項目 法人(合同会社)おすすめ 個人事業
始めやすさ・初期費用 設立費用と手間がかかる すぐ・ほぼ無料で始められる
仕入れ先の選択肢 法人だけが取引できる仕入れ先も使える× 法人でないと仕入れできない先がある
取引先との契約 契約しやすく、信用されやすい 契約しにくい場合がある
税金の負担 利益が小さいうちは不利なことも 小規模なら有利なことが多い
後からの切り替え 最初から法人なら切り替え不要× 個人→法人は手続きも仕入れ先の作り直しも大変

表のとおり、税金の負担だけを見れば、利益が小さいうちは個人事業のほうが有利なことが多いです。ただし税金の有利・不利は、利益額や状況によって変わります。ここは自己判断せず、税理士に相談して確認してください(このブログは実体験の共有であって、税金のアドバイスではありません)。

個人か法人かで迷ったら、「どこから仕入れたいか」から考えるといい。税金の損得より、仕入れ先の条件のほうが後々効いてくるからね。

法人にするなら、何を用意するか

法人で始めると決めたら、必要なものを順番にそろえます。

  1. 会社を設立する(合同会社なら費用・手間ともに株式会社より軽めです)
  2. 法人口座を開く(審査に時間がかかり、つまずきやすいところです)
  3. 必要なら、商標とホームページを用意する(最初から全部そろえる必要はありません)

法人口座の開設は、思ったより時間がかかったり、断られたりすることがあります。実際にどこで、どうつまずいたかは合同会社の法人口座開設の実録にまとめました。商標やホームページは「今すぐ必須」ではなく、あとから必要になったら用意する任意の装備と考えて大丈夫です。自分でブランドを守りたくなったら商標出願の実録、会社の名刺代わりのサイトが欲しくなったらホームページを自分で作った実録(Xserver)が参考になります。

私が通った道

私(合同会社ユーノア)は、最初から法人にしました。というより、そうせざるを得ませんでした。理由は2つです。1つは、取引したい仕入れ先が「法人でないと取引できない」ところだったこと。もう1つは、個人事業だと相手の会社との契約自体がしにくかったことです。

税金の面だけなら、個人で始めたほうが得な場面もあったと思います。それでも、あとから個人→法人へ切り替える手間と、仕入れ先を一から作り直す大変さを考えると、最初から法人にしておいてよかった、というのが正直な実感です。

先に知ってほしい現実

  • 法人は、赤字でも毎年かかる税金(法人住民税の均等割など)や、決算・申告の手間があります。金額や要否は状況によるので、税理士に確認してください。
  • 個人→法人の切り替え(法人成り)は、手続きも、取引先・仕入れ先の作り直しも負担が大きいです。だからこそ「最初から法人」をおすすめしています。
  • 商標・ホームページを最初からすべてそろえる必要はありません。お金と手間は、まず仕入れと商品に回すのが優先です。

器が決まり、口座も用意できたら、次はお金の流れを管理する仕組みを作ります。STAGE 2では、会計ソフト選びと帳簿づけを見ていきます。

STAGE 2|お金の管理を作る

器(口座・法人)が整ったら、次はお金の流れを記録する仕組みを作ります。ここで決めるのは「会計ソフトをどれにするか」と、「電子帳簿保存法にどう対応するか」の2つです。この章を終えると、帳簿をつける道具がそろい、日々の記帳を自分で回せる状態になります。

会計ソフトを選ぶ

帳簿(日々のお金の出入りの記録)を作るには、会計ソフト(パソコンやスマートフォンで帳簿をつけられるサービス)が必要です。法人向けのクラウド型(インターネット上で使うタイプ)の主要3サービスを、選ぶときに見た軸で整理しました。結論として、私は弥生会計 Nextを選びました。選んだ理由は後で書きます。

法人向けクラウド会計ソフトを選ぶ軸
選ぶときに見た軸 弥生会計 Next私が選んだ freee会計 マネーフォワード クラウド会計
合同会社(法人)への対応
電子帳簿保存法の対応サービスとの連携 弥生証憑 Nextと同一社 別途対応サービスが必要 別途対応サービスが必要
銀行口座の明細自動取込
法人向けサポートの充実度 老舗で資料・サポートが豊富
料金(ベーシックプランの目安) 月4,200円相当(年払い) 最新料金は公式サイトで確認 最新料金は公式サイトで確認

freeeやマネーフォワードも法人に対応しており、どれを選んでも帳簿は作れます。料金や操作感は時期によって変わるので、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。

私が弥生会計 Nextを選んだ理由は3つです。

  1. 電帳法(電子帳簿保存法)の対応サービスが同じ会社でそろう。弥生証憑 Nextという書類の電子保存サービスと同じ弥生が提供しているため、設定のときに迷いが少なかったです(後述)。
  2. 老舗で、分からないことを調べやすい。弥生は会計ソフトの会社として長い歴史があり、公式ヘルプ・ネットの解説記事・税理士との情報共有がしやすいです。
  3. 無料体験期間がある。実際に使ってみてから継続を決められます。

PR以下は広告(アフィリエイト)を含みます。紹介しているのは、実際に使ったものだけです。

弥生会計 Next(公式)

法人1期目の帳簿を自分で回せるか試したい方は、まず無料体験から始めるのがおすすめです。
弥生会計 Next 公式サイト →

最初にやること:会計ソフトの初期設定4ステップ

1サインアップ・契約2会計期間・会社情報3法人口座を連携4電帳法対応を決める
  1. サインアップ・契約する。公式サイトから無料体験を申し込み、本契約に進みます。プランは「ベーシック」で始めるのが基本です(詳細な機能が必要になったら後でアップグレードできます)。
  2. 会計期間と会社の基本情報を設定する。会計期間(決算の締め日)は、会社の登記簿(設立時の書類)を見ながら正確に入力します。ここを間違えると、後の帳簿が全部ずれます。
  3. 法人口座を連携する。「明細ボックス」という機能で法人口座を登録すると、銀行の入出金明細が自動的に取り込まれます。毎回ネットバンキングにログインして手入力する手間が大幅に減ります。
  4. 電子帳簿保存法の対応を決める。次の項目で説明します。

電子帳簿保存法(電帳法)への対応

電子帳簿保存法(略して電帳法)とは、「電子で受け取った書類は、電子のまま保存する」というルールです。たとえばメールで届いたPDFの請求書は、そのまま電子データとして保管しなければなりません。印刷して紙でとっておくのは原則としてNGです(2022年改正で対応が必要になりました)。

電子書類 メールのPDF請求書 ネットのレシート 電子のまま保存が必要 紙の書類 紙の領収書・レシート 紙の請求書 スキャンで管理がラク 弥生証憑 Next 書類の電子保存・管理

私は弥生証憑 Nextで対応しました。スマートフォンで紙のレシートを撮影するか、メールに添付されたPDFをアップロードするだけで、電子保存の要件を満たせます。弥生会計 Nextとデータが連携するため、記帳のときにも便利です。詳しい設定の手順は弥生証憑 Nextで電子帳簿保存法に対応した実録に書きました。

私が通った道

会計ソフトを始める前の正直な不安は「簿記の知識がないと無理なのでは」でした。実際に使い始めてわかったのは、「借方・貸方(かりかた・かしかた)を覚えなくても、帳簿は回る」ということです。銀行の明細は自動で取り込まれるし、経費の入力は「何に使ったか」を選ぶだけで、ソフトが仕訳(帳簿への分類)を提案してくれます。

私が契約したのはベーシックプランで、年額50,400円(税抜。月に換算すると4,200円)でした。最初は「月4,000円は高い」と感じましたが、自分で申告・決算に備えるための投資と考えれば、納得できる金額です。Amazonの売上の記帳だけは月1回手動で行う手間が残りますが(後述)、全体の記帳は自分でなんとか回せています。

先に知ってほしい現実

  • Amazonの売上は自動取込されません。銀行口座のような自動連携はなく、月に1回、Amazonのセラー向け管理画面(セラーセントラル)からレポートをダウンロードして、売上・手数料・入金を自分で記帳する手間が残ります。
  • 税区分(消費税の分類)は自己判断しないでください。免税事業者かどうか、どの取引にどの税区分を使うかは、間違えると後の申告に影響します。迷ったら税理士に確認することを強くおすすめします(私もここは税理士に確認しながら進めました)。
  • 会計ソフトを入れるだけでは、帳簿は完成しません。日々の記帳を続けることと、決算前に税理士と確認する時間を作ることが必要です。

会計ソフトが動き始めたら、帳簿の土台は整います。次に見るべきは、日々の領収書・請求書の整理と、開業費として計上できるものの洗い出しです。STAGE 2の詳細は、以下の記事でそれぞれ深掘りしています。

お金の管理の仕組みが動いたら、いよいよ本番です。次のSTAGE 3では、Amazonで売る商品をどう見つけるか——リサーチの判断基準を見ていきます。

STAGE 3|売る商品を見つける

器とお金の仕組みが整ったら、いよいよ「何を売るか」です。ここが物販でいちばん差がつくところで、正直、いちばん難しいところでもあります。この章を終えると、「どんな基準で商品を選べばいいか」という判断軸と、判断を助けてくれるリサーチ道具の見方が分かります。結論を先に言うと、大事なのは「売れそうか」ではなく「仕入れ値に対して、手数料や広告費を引いても利益が残るか」です。

何を、どんな基準で仕入れるか

商品選びで見る軸は、大きく3つです。①利益(仕入れ値に対してどれだけ残るか)②回転(どれくらいの期間で売り切れるか)③リスク(売れ残りや、出品できない・許可がいる商品ではないか)。この3つのバランスで決めます。私が実際に狙いを定めているのは、次のような商品です。

  • 低単価の商品で、仕入れ値の倍以上の利益が残るもの。販売価格が数百円台の小さな商品でも、仕入れは数十円。手数料と広告費を引いてもなお、仕入れ値の倍以上が残るものがあります。1個あたりの利益は小さくても、数が出れば積み上がります。(※具体的な商品名は、競合が増えてしまうため伏せます)
  • 廃盤品(製造が終わった商品)。もう作られていない商品は、探している人がいる一方で新しく供給されないため、仕入れ値に5割〜倍ほど上乗せした価格で売れることがあります。「消えていく商品」を掘り当てるイメージです。
  • 半年から1年半くらいで売り切れる見込みのもの。回転が速すぎると仕入れが追いつかず、遅すぎると在庫(仕入れた商品)にお金が眠り続けます。この範囲を目安にしています。

仕入れの「入口」にはいくつかの方法があり、始めやすさと利益率が違います。私が通ってきた順番で、向き不向きを表にしました。

仕入れ方法ごとの始めやすさと利益率(あくまで傾向)
仕入れの方法 始めやすさ 利益率の傾向 ひとことメモ
卸業者・問屋から仕入れる 始めやすい 薄利になりがち 誰でも同じ条件で買えるぶん、価格競争になりやすい
メーカーから直接仕入れる 交渉が必要 安定しやすい 関係ができると強い。ただし相手選びと交渉に時間がかかる
複数をまとめた「セット品」を作る ひと手間かかる 差別化しやすい 同じ商品でも組み合わせで価格競争を避けられる
海外(中国)から輸入する × ハードル高め 高くしやすい 手間とリスクは上がるが、利益率を大きく改善しやすい

私自身は、最初は始めやすい卸業者・問屋からの仕入れで覚えました。ただ、そこは利益率が数%と薄利になりがちです。そこからメーカー仕入れや低単価商品、セット品へと少しずつ広げ、最終的には低単価商品と海外(中国)輸入を軸にしたところで、利益率が大きく改善しました。海外輸入は、売上の3割半ば以上を利益の目安にし、広告費を入れても1割半〜2割が残る設計を意識しています。「薄利で始めて、利益率の高いやり方へ移していく」——この順番が、私が利益率を上げていった道のりです。

リサーチ道具「Keepa」で何を見るか

「この商品は売れるのか、いくらで売れるのか」を勘で決めると、たいてい失敗します。そこで使うのがKeepa(キーパ)という道具です。Amazonの商品ページに、これまでの価格の動き売れ筋ランキングの動きをグラフで重ねて表示してくれる拡張機能(ブラウザに追加して使うソフト。無料版と有料版があります)です。私が仕入れを決める前に必ず見ているのは、次の3点です。

  1. 価格の推移。今の価格が高いのか安いのか、過去と比べて判断します。一時的に高いだけの商品を「いつもこの値段だ」と勘違いして仕入れると危険です。
  2. 売れ筋ランキングの推移。ランキングのグラフが、こまめにギザギザと動いているほど、実際に売れているサインです。逆に、ほとんど動かない商品は「売れていない」可能性が高いです。
  3. 出品している人の数と、その顔ぶれ。すでに多くの人が売っていると価格競争になりやすく、Amazon自身が売っている商品は勝ちにくいです。

Keepaの具体的な画面の見方や、私が実際にどう判断しているかは、Keepaの使い方(リサーチの実例つき)で詳しく解説しています。

私が通った道

始めたばかりのころは、卸業者や問屋から仕入れて売っていました。始めやすいのは確かでしたが、同じ商品を誰もが同じ条件で仕入れられるので、すぐに価格の下げ合いになり、利益率は数%——たくさん売っても、手元にはわずかしか残りませんでした。序章で書いた「月商のトリック」を、いちばん痛感したのがこの時期です。

そこから、扱う商品を利益率の高い低単価商品や、海外から輸入する商品へと少しずつ変えていきました。1個あたりの利益は小さくても、仕入れ値の倍以上が残る商品を数多くそろえる。この形にしてから、利益率がはっきりと上向きました。「何を売るか」を変えることが、いちばん利益に効いたというのが正直な実感です。

何を売るかを変えるのが、いちばん利益に効いた。小手先のテクニックより、扱う商品そのものを見直すのが近道だったよ。

先に知ってほしい現実

  • 「簡単に儲かる商品」は、まず残っていません。SNSや動画で見かける「これを仕入れれば稼げる」という話は、みんなが飛びついた時点で価格競争になり、利益が消えます。地味にリサーチを続けた人だけが、細い利益を積み上げられます。
  • 売っていい商品か、必ず確認してください。ブランド品には知的財産(商標や意匠)の問題があり、出品できない・許可(メーカーの許諾や請求書の提出)がいる商品もあります。知らずに売るとアカウントが止まることもあるので、迷ったら仕入れないのが安全です。
  • 在庫は「お金が形を変えたもの」です。売れ残ると、そのぶんの現金が戻ってきません。最初から大量に仕入れず、少しずつ試して、売れると分かってから増やすのが鉄則です。

売る商品と、その選び方の判断軸が決まったら、あとは「売って、回す」だけです。次のSTAGE 4では、Amazonへの納品のしかたと、毎日の価格改定をどう回すか——この道のりでいちばん手がかかる場面を見ていきます。

STAGE 4|売って、回す

商品が決まったら、あとは「Amazonに置いて、売れる状態を保つ」だけです。ここでやることは2つ。①商品をどう届けるか(納品の方法)と、②価格をどう保つか(価格改定)です。この章を終えると、注文が入ってから発送までの流れと、毎日の価格チェックをラクにする方法が分かります。正直に言うと、この章がいちばん「手がかかる」場面です。だからこそ、道具に任せる価値がいちばん大きい場面でもあります。

FBAで納品するか、自己発送か

Amazonでの届け方は、大きく2つあります。FBA(Amazonの倉庫に商品を預けて、保管・梱包・発送・問い合わせ対応まで任せる仕組み)か、自己発送(自分で保管して、注文のたびに自分で送る)かです。どちらが向いているかを表にしました。

FBAと自己発送の比較
見るところ FBA(倉庫に預ける)私はこっち 自己発送(自分で送る)
発送の手間 預けたらAmazonが発送してくれる× 注文のたびに自分で梱包・発送
お客さま対応・返品 Amazonが代行 自分で対応する
手数料 保管料・配送代行料がかかる 低く抑えやすい
売れやすさ(プライム対応) プライムの早い配送に対応 対応に条件がある
手離れ(時間の節約) ひとりでも数を回せる× 数が増えると回らなくなる

手数料だけを見れば自己発送のほうが安く済みますが、ひとり(や少人数)で数を回すなら、私はFBAをおすすめします。発送とお客さま対応を任せられるぶん、空いた時間をリサーチや仕入れに使えるからです。FBAに預けるときの梱包(ラベル貼り・緩衝材など)で実際に使っている資材は、FBA納品の梱包資材、実際に使っているもの一式にまとめています。

価格改定を人力でやるか、道具に任せるか

Amazonでは、同じ商品を複数の人が売っていることが多く、競合が値段を下げると、自分の商品が一覧の下の方に表示されて売れにくくなります。だから、価格をこまめに見て調整する「価格改定」という作業が必要です。これを手でやるか、道具に任せるか——ここがこのロードマップでいちばん時間を食う判断です。

商品が5〜10個くらいのうちは、手でも回せます。でも50個を超えるあたりから、1個ずつ競合の価格を見て直すだけで午前中が終わります。夜や休日は手が回らず、その間に競合が下げると売れ時を逃します。そこで私が使っているのが、価格改定を自動でやってくれる道具プライスターです。

プライスター(価格改定ツール)の総合評価

4.0/ 5.0

時短効果 4.5
使いやすさ 4.0
料金(固定費) 3.5

こんな人に◎

  • 商品数が増えて価格チェックに時間を取られている
  • 夜間・休日に価格を見られないのが気になる

こんな人は△

  • 商品数が少なく手動で回せる
  • 固定の月額費用が売上に対して重い

プライスターは、Amazonが公式に認めた連携方法(SP-API)を使った国産の価格改定ツールです。「競合の最安値より○円高く保つ」「最低でも○円は下回らない」といったルールを決めておくと、競合が動くたびに自動で自分の価格も調整してくれます。私が導入していちばん実感したのは、「価格改定のことを考える時間がほぼなくなった」ことです。くわしい設定手順や正直な評価はプライスター実録レビューに書きました。

PR以下は広告(アフィリエイト)を含みます。紹介しているのは、実際に使ったものだけです。

プライスター(公式)

毎日の価格改定に時間を取られていると感じたら、まず無料期間で試すのがおすすめです。料金プランは商品数などで変わるので、最新の内容は公式サイトで確認してください。
プライスター 公式サイト →

私が通った道

商品数が少ないうちは、価格改定を手でやっていました。1件ずつセラーセントラル(Amazonの管理画面)を開いて、競合の値段を見て、下げたり戻したり。商品が増えるにつれて「今日も価格チェックで午前が終わった」という日が続き、これはもたない、と感じてプライスターを入れました。

入れてからは、ルールを設定した商品は24時間ひとりでに動きます。朝起きて価格が変わっていても、それは道具が正しく働いている証拠です。空いた時間を、次の商品のリサーチや仕入れの判断に回せるようになりました。「毎日の価格改定がつらい」と感じ始めた場面こそ、道具に任せる価値がいちばん大きい——これが正直な実感です。

毎日の価格チェックがつらい、と感じ始めてからで十分。商品が少ないうちは手で回せるし、焦って道具を入れなくていいよ。

先に知ってほしい現実

  • 道具は魔法ではありません。価格改定を自動化しても、「何を仕入れるか」「いくらを下限にするか」の判断は自分でやる必要があります。ラクになるのは作業であって、判断ではありません。
  • 設定ミスに注意してください。ルールを間違えると、意図しない安い価格で売れてしまうことがあります。最低価格の設定は必ず入れ、最初は1商品だけで動きを確かめてから広げるのが安全です。
  • 月額費用は固定でかかります。商品数が少なく手動で回せるうちは、急いで入れる必要はありません。「手動がつらい」と感じてからで遅くありません。

納品の形と価格の保ち方が決まれば、日々の販売は回り始めます。使う道具の全体像は法人でAmazon物販を始めるときに使うツール・サービス全部にまとめています。これで「売る」ところまで来ました。次のSTAGE 5は「仕組み化」の話です。この一連の作業のうち、どこまでを自分でやり、何を道具とAIに任せるかを見ていきます。

STAGE 5|仕組み化する

ここまでで、仕入れて・売って・回すところまで来ました。最後のSTAGEは「仕組み化」です。同じ作業を毎回ゼロから手でやっていると、商品が増えたときに自分がパンクします。そこで、決まった作業を道具やAIに任せて、自分は「判断」に時間を使う——この形を作ります。この章を終えると、何を任せて何を自分でやるべきかの線引きが分かります。

そもそも「自動化」とは何か

先に、いちばん大事な前提をはっきりさせます。ここでいう「自動化」は、「放置してお金が入ってくること」ではありません。物販にそんな魔法はありません。ここでの自動化は、こういう意味です。

このロードマップでの「自動化」の意味

決まった作業(毎回やり方が同じで、判断のいらない手作業)を道具やAIに任せて、人は「判断」に時間を使うこと。作業はラクになりますが、判断がなくなるわけではありません。むしろ、空いた時間で判断の質を上げるのが目的です。

だから、「作業」と「判断」を分けて考えるのがコツです。下の図のように、繰り返しの手作業は任せて、お金やリスクにかかわる判断は自分の手元に残します。

道具・AIに任せる(作業) 毎日の価格改定 在庫・売上の集計 書類の記録・整理 情報の下調べ・下書き 自分がやる(判断) 何を仕入れるか いくらを下限にするか 続けるか、やめるか お金とリスクの判断は手元に残す

何を道具とAIに任せられるか

私が実際に「任せている作業」は、次のようなものです。難しく考えず、「毎回やり方が同じで、迷わない作業」から任せるのが失敗しないコツです。

  1. 価格改定。STAGE 4で書いたとおり、価格を保つ作業はツール(プライスター)に任せています。ルールは自分で決めますが、毎日の張り付きはなくなりました。
  2. 数字の集計。売上や在庫の数字を毎回手で電卓に打つのではなく、集計する仕組みにまとめています。「今いくら残っているか」がすぐ分かると、判断が速くなります。
  3. 情報の下調べ・文章の下書き。ここでAI(生成AI=文章や下調べを手伝ってくれるソフト)を使います。ゼロから自分で書くより、下書きをAIに作ってもらって、自分は確認と手直しに集中します。

大事なのは、AIやツールに「最後の判断」までさせないことです。たとえば「この商品を仕入れるか」は、道具がどんなに便利でも、最後は必ず自分で決めます。道具は下調べと下ごしらえまで、決めるのは人——この線を守るだけで、仕組み化は安全に回ります。

道具もAIも、たまに間違える。任せても、お金とリスクにかかわる要所は自分の目で確かめる——ここだけは崩さないでね。

私が通った道

私が関わっている物販では、道具の使い方が2つに分かれています。ひとつは、担当している企業のAmazon物販(中国から輸入した商品)。価格の管理はプライスターに任せ、仕入れの下調べは1688(アリババが運営する、中国国内向けの仕入れサイト)で行っています。

もうひとつが自分の会社(合同会社ユーノア)で、こちらはAIを使って、在庫や数字を見るための管理画面(ダッシュボード)を自分たちで作りました。うちは代表ひとりですが、経理・営業・SNSといった決まった役割ごとにAIを立てて、日々の手作業を任せています。それでも、「何を仕入れるか」の最終判断だけは、必ず人が下しています。ここは、業務委託でも自社でも変えていません。

先に知ってほしい現実

  • 最初から仕組み化しようとしないでください。まだ手作業が少ないうちに凝った仕組みを作っても、使わずに終わります。「同じ作業を何度も繰り返してつらい」と感じてから、その部分だけ任せるのが正解です。
  • 道具やAIは間違えます。集計がずれたり、AIがもっともらしい嘘(事実でない情報)を返したりします。任せても、要所は自分の目で確認する前提でいてください。
  • 仕組みを作ること自体が目的にならないように。目的は「利益が残る商売を続けること」です。仕組み作りに時間を使いすぎて、肝心の仕入れ・販売がおろそかになっては本末転倒です。

ここまでで、始めてから仕組み化するまでの道順をひととおり歩きました。最後の終章では、各STAGEで使った道具をまとめて振り返りながら、「結局いくらかかって、いつまで続けるか」という現実の話をします。

終章|月20万円までの現実

ここまで、ゼロから始めて利益で月20万円が残る仕組みを作るまでの道順を、STAGE 0から順に歩いてきました。最後に、これまで登場した道具の一覧と、いちばん大事な「続けるか、やめるか」の判断、そしてよくある質問をまとめます。ここを読み終えると、あなたは自分の一歩目を、現実的な見通しをもって踏み出せます。

ここまでの道具を一覧で振り返る

各STAGEで登場した道具を1つの表にまとめました。最初から全部そろえる必要はありません。その場面に来て、必要だと感じたときに用意すれば十分です。費用は変わることがあるので、最新の内容は各公式サイトで確認してください。

PR以下の表には広告(アフィリエイト)を含みます。紹介しているのは、実際に使ったものだけです。

ロードマップで登場した道具まとめ(費用は各公式サイトで確認してください)
場面 道具 何に使うか 費用の目安 くわしく
STAGE 1 Xserver 会社のホームページを自分で作る(任意) 公式サイトで確認 HP自作の実録
STAGE 2 弥生会計 Next 法人の帳簿づけ(会計ソフト) 公式サイトで確認(無料体験あり) 実録レビュー
STAGE 2 弥生証憑 Next 領収書・請求書の電子保存(電帳法対応) ベーシックプランに同梱(追加料金なし) 設定の実録
STAGE 3 Keepa 価格・売れ筋の推移を見るリサーチ道具 無料版あり/有料版は公式で確認 使い方
STAGE 4 プライスター 価格改定の自動化(価格を保つ) 商品数などで変動・公式で確認(無料期間あり) 実録レビュー
STAGE 4 梱包資材 FBA納品の梱包(ラベル・緩衝材など) 都度かかる(公式・店舗で確認) 使っている一式

道具の全体像は法人でAmazon物販を始めるときに使うツール・サービス全部、お金まわりの全体像は合同会社1期目の経理、実際にやっていること全部にもまとめています。

続けるか、やめるか

最後に、いちばん大事な話をします。Amazon物販は、始めた全員が月20万円に届くわけではありません。これは誇張を避けるために、正直に書いておきます。

序章から繰り返しているとおり、目標はすべて営業利益(売上から仕入れ・手数料・経費を引いて手元に残るお金)で見ます。月商(売上そのもの)が大きくても、利益が残らなければ意味がありません。そして利益が安定するまでには時間がかかります。数か月から1年ほどは、利益がほとんど出ない前提でいたほうが、気持ちがラクです。

だからこそ、始める前に「やめどき」を決めておくことをおすすめします。私自身は「1年以内に成果の見込みがなければ、いったんやめる」と決めていました。撤退ラインを先に引いておくと、うまくいかないときに感情ではなく事実で判断できます。使うお金も、STAGE 0で書いたとおり「なくなっても生活に困らない自己資金の範囲」に必ず収めてください。

撤退ラインは、具体的な形にしておくほど迷いません。たとえば「用意した余剰資金のうち◯◯万円が、いつまでに黒字にならなければ、いったんやめる」というように、金額と期限をセットで決めておくのがおすすめです。ちなみに「1年」は私自身の基準で、正解は人それぞれです。やってみると分かりますが、成果には想像以上に時間がかかります。最初は1〜2年の目標として設定しておくのが、いちばん現実的です。

それから、「やめる」以外の道もあることを覚えておいてください。うまくいかないとき、事業そのものをたたむのではなく、やり方を変えて続けるという選択肢があります。本業により重きを置きながら細く続ける、廃盤品でやっていたのを低単価商品に切り替えてまず土台を作り直す——といった具合に、切り替えの引き出しはいくつもあります。「撤退か、継続か」の二択で抱え込まず、「続け方を変える」も選択肢に入れておくと、判断がしなやかになります。

逆に言えば、やることは3つです。利益率の高い商品を選ぶ(STAGE 3)。手のかかる作業は道具に任せる(STAGE 4・5)。そして、判断だけは自分で握り続ける。この3つを続ければ、月20万円は「続けられる仕組み」として現実的に狙える数字です。焦らず、小さく試して、残った利益を次に回す——この積み重ねが、いちばんの近道です。

よくある質問

いくらから始められますか?

決まった正解はありませんが、大切なのは「なくなっても生活に困らない自己資金の範囲」で始めることです。小さく仕入れて、売れて残った利益を次の仕入れに回していくのが安全です。お金を借りて始める方法は、このブログでは扱いません。

個人と法人、どちらで始めるべきですか?

税金の面だけなら、利益が小さいうちは個人が有利なことが多いです。ただし仕入れ先や取引先の都合で法人が必要になる場合があり、後から切り替えるのは手間が大きいです。私は最初から法人(合同会社)にしました。税金の有利・不利は状況によるので、必ず税理士に確認してください(このブログは実体験の共有で、税金のアドバイスではありません)。

月20万円の利益は、どれくらいで届きますか?

人によります。始めた全員が届くわけではありません。数か月から1年は利益がほとんど出ない前提でいたほうがよいです。売上の大きさではなく、利益率の高い商品を選べるかどうかで、届くまでの時間が大きく変わります。

道具を最初から全部そろえる必要はありますか?

いりません。会計ソフトは法人を作ったら早めに、価格改定ツールは商品数が増えて手作業がつらくなってから、という具合に、その場面で必要になったときに用意すれば十分です。お金と手間は、まず仕入れと商品に回すのが優先です。

パソコンが得意でなくても、簿記の知識がなくてもできますか?

できます。会計ソフトは、借方・貸方といった簿記の言葉を覚えなくても、明細の自動取込や仕訳の提案で帳簿が回ります。ただし「何を仕入れるか」「いくらを下限にするか」といった判断は、道具に任せず自分で下す必要があります。

今から始めても、もう遅くないですか?

遅くありません。物販は競合の多い「レッドオーシャン(競争の激しい市場)」に見えますが、その中にも大手が入ってこない小さな戦い方が残っています。低単価の商品・廃盤品・中国輸入などは、規模が小さかったり、ひと手間かかったりするぶん、大きな会社は本気で参入してきません。再現性が高く堅実なやり方は、むしろこうした「レッドオーシャンの中のニッチ(すき間)」にあります。

独学で大丈夫ですか?コンサルやスクールに入るべき?

最初はつまずきながらでも、独学をおすすめします。ここでいう独学とは、自分で考えながら、分からないことはAmazonのカスタマーサポートに直接問い合わせて進めるスタイルのことです。高いお金を払ってコンサルに頼むより、公式のサポートに聞いて知見をためていくほうが、最新の情報や状況も分かり、いちばん費用対効果が高い——これが私の実感です。

始めると、まずどこでつまずきますか?

初心者の方がとくに不安に感じ、実際につまずきやすいのは次の3つです。①セラーセントラル(Amazonの管理画面)の操作、②商品を仕入れるための営業(中国輸入ならリサーチ)のやり方、③会社の業務全体をどう管理するか。どれもこのロードマップと各STAGEの詳細記事で順番に解説しているので、ひとつずつ潰していけば大丈夫です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。気になったSTAGEがあれば、上の目次からいつでも戻れます。あなたの一歩目が、続けられる商売の入口になればうれしいです。

ここまでお疲れさま。焦らず、小さく試していこう。迷ったら、いつでも地図(目次)に戻っておいで。

執筆:モグラ(合同会社ユーノア代表・現役Amazonセラー)
2025年1月から企業のAmazon物販の立ち上げ・運営に従事し、営業利益ベースで月50〜60万円の規模まで成長(継続中)。現在は自社でも合同会社を設立し、物販事業を運営。

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