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法人を設立すると「会社のホームページ(HP)はどうすればいいのか」という問題が出てきます。
この記事では、私が合同会社ユーノアのホームページをXserver(エックスサーバー)を使い、WordPressなどのCMS(後述)を使わずに自作した実録を書きます。なぜWordPressを使わなかったか・実際にかかった費用・向いている人・向いていない人まで、実際にやったことだけを書きます。
私は現在、自社ブランドでAmazonを中心とした物販を運営しながら、2025年1月から企業のAmazon物販の立ち上げ・運営に従事しています(営業利益ベースで月50〜60万円規模まで成長・継続中)。事業のために会社HPを自作した経緯をそのまま書きます。
この記事を読むとわかること:
- CMSなし(素のプログラムだけ)でHPを作るメリットとデメリット
- Xserverを選んだ理由と実際の費用(初年度約5万円)
- 自作が向いている人・向いていない人の判断基準
なぜWordPressを使わなかったか|CMSなしと決めた理由
会社HPを作る方法は大きく3つあります。「CMSを使って自作する(WordPressなど)」「CMSなしで自作する(素のPHPやHTMLなど)」「制作会社に依頼する」です。
CMS(シーエムエス)とは、ブログ記事の追加や画像の変更などをプログラムの知識なしにできるようにする仕組みです。WordPressが代表的で、ネット上のHPの多くはWordPressで作られています。
私がWordPressを使わないと決めた理由は主に2つです。
- セキュリティの維持コストを減らしたかった
WordPressは機能が多い分、セキュリティ上の弱点(脆弱性)が見つかることがあります。そのたびにWordPress本体やプラグイン(追加機能)の更新作業が必要です。小さな会社で毎週この対応をするのは手間です。 - 会社HPに必要な機能がシンプルだった
当社のHPは「会社概要・事業内容・お問い合わせ」がメインです。ブログや会員機能など複雑なものは必要なく、CMSの高機能は不要でした。シンプルなサイトならCMSなしで作れると判断しました。
結果として、PHP(ピーエイチピー)というプログラム言語でページを一枚ずつ作り、Xserverに置く構成にしました。
Xserverを選んだ理由|費用と管理のしやすさ
レンタルサーバーとしてXserverを選んだ理由は次の3点です。
- 国内での利用が多く、情報が豊富
困ったときにネット検索すれば情報が出てきやすい環境は、初めてサーバーを使う場合にかなりの安心感があります。 - 費用がわかりやすい
スタンダードプランで年間50,160円(税込・12ヶ月契約・キャンペーン適用後)でした。月換算で約4,180円です。使い続ける費用がいくらかかるか最初から見えているのは会計管理の面でも助かります。 - 管理画面の操作が把握しやすい
サーバーの設定(DNS設定・SSL設定・PHPバージョンの変更など)を管理画面から行えます。操作が整理されていて、設定を探しやすかったです。
「国内サーバーが高い」という話を聞くこともありますが、海外サーバーはサポートが英語だけだったり、管理画面のUIがわかりにくかったりすることがあります。会社の重要なHPを置くサーバーで余計なトラブルを抱えたくなかったため、安定性を優先しました。
CMSなし構成のメリットとデメリット
CMSを使わない構成にした結果、実際に感じたメリットとデメリットは次のとおりです。
よかった点(メリット):
- セキュリティの穴が少ない
WordPressのプラグインは定期的に更新しないと攻撃の足がかりになることがあります。CMSを使わなければこの心配がありません。 - ページ表示が軽くて速い
WordPressは裏でデータベースを呼び出す仕組みがあるため、素のPHPよりも表示が遅くなりがちです。CMSなしの構成はシンプルな分、速く動きます。 - 外部サービスへの依存がない
WordPressのサポートが終了したり、使っているプラグインが配布停止になったりする心配がありません。
困った点(デメリット):
- ページを追加するたびにコードを書く必要がある
ブログ記事を1本追加するにも、PHPファイルを作成してサーバーにアップロードする作業が発生します。管理画面から入力するだけという簡単さはありません。 - プログラミングの知識がないと自分では作れない
HTMLとPHPの基礎知識がないと、自作は難しいです。「コードは書いたことがない」という方にはWordPressか制作会社への依頼をおすすめします。
実際の制作フロー|ドメイン取得からサーバー設定・公開まで
私が実際に行った制作フローを順番に説明します。
- Xserverにアカウント登録する
XserverのWebサイトにアクセスしてアカウントを作ります。プランはスタンダードを選びました。クレジットカードまたは銀行振込で支払い(私は銀行振込を選択)。法人名義で契約します。 - ドメインを取得する
ドメインとは「yu-noah.com」のように、HPのインターネット上の住所のことです。Xserverの管理画面からドメイン取得ができます。私は「yu-noah.com」をキャンペーン価格1円で取得しました(通常価格は年間1,000〜2,000円程度)。 - ドメインをXserverのサーバーに紐付ける
取得したドメインを自分のサーバーに紐付けます。これをDNS設定(ディーエヌエス設定:インターネットの住所録の書き換え)といいます。Xserverで取得したドメインはXserverのサーバーへの紐付けが管理画面から数クリックで完了します。 - PHPでページを作成する
会社概要・事業内容・お問い合わせページなどをPHPファイルとして1枚ずつ作成します。PHPはウェブページを動かすプログラム言語で、ヘッダーやフッターなど共通部分をひとつのファイルにまとめて各ページから読み込む使い方が便利です。 - ファイルをサーバーにアップロードする
作成したPHPファイルをXserverのサーバーに送ります。Xserverはファイル転送(FTP)または管理画面上のファイルマネージャーで操作できます。 - SSLを設定して公開確認をする
SSL(エスエスエル)とは、HPのアドレスを「http://」から「https://」に変えて、通信を暗号化する仕組みです。これが設定されていないとブラウザで「安全でないサイト」と警告が出ます。XserverはSSL設定を管理画面から無料で設定できます(Let's Encrypt)。設定後、実際にブラウザで表示を確認して公開完了です。
かかった費用の内訳|実際の金額をすべて公開
会社HPを開設するためにかかった費用は次のとおりです。
- ドメイン取得(yu-noah.com・1年分):1円
キャンペーン期間中に申し込んだため1円でした。翌年以降の更新費用は通常価格(年間1,000〜2,000円程度)になります。 - Xserverスタンダードプラン(12ヶ月):50,160円(税込)
定価66,660円から初期費用無料キャンペーンで16,500円割引。月換算すると約4,180円です。2年目以降は通常価格になります。 - 振込手数料:440円
法人口座から銀行振込で支払ったため、振込手数料が別途かかりました。
初年度の合計は50,601円でした。ページのデザインや制作はすべて自分で行ったため、制作費用はかかっていません。
なお、この費用はすべて会計上の開業費として処理しました。会社設立後・販売開始前の準備期間に支払ったためです。
(注:ドメインの翌年更新費用・HPの運用中に発生する軽微な修正費用は別途かかります。)
まとめ|自作が向いている人・向いていない人
CMSなし・Xserverで会社HPを自作した経験をまとめると次のとおりです。
- Xserverのスタンダードプランで初年度の費用は約50,601円(月換算約4,217円)
- CMSなし構成はセキュリティ維持のコストが少なく、シンプルな会社HPに向いている
- HTMLやPHPの知識がないと自作は難しい。その場合はWordPressや制作会社への依頼が現実的
プログラミングの知識がない場合は、CMSなし自作はおすすめしません。WordPressを使えば知識がなくても管理画面でページを追加・更新できます。自作とWordPressのどちらが合うかは、自分の技術レベルと作りたいサイトの規模で判断するのがよいと思います。
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