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Amazonで商品を仕入れる前に、「この商品は本当に売れているのか」「価格は安定しているか」を確認したい——そう思っても、Amazonの商品ページを見ただけでは今の価格しかわかりません。

この記事では、仕入れ前の確認で使うKeepa(ケーパ)というツールの使い方を解説します。グラフの読み方・実際のリサーチで何を確認しているか・仕入れOKかどうかの判断ポイントを書きます。

私は2025年1月から企業のAmazon物販の立ち上げ・運営を業務委託として担当しており、Keepaを現在も日常的に使っています。Keepaで確認する習慣をつけると、「仕入れたけど売れなかった」という失敗が減ります。

Keepaとは?Amazonの価格履歴を見るブラウザ拡張機能

Keepaなし Amazonの商品ページ 今の価格のみ表示 過去の推移は見えない Keepaをブラウザに追加 商品ページに グラフが自動表示 インストール無料 過去のデータが見える ・価格の推移 ・ランキングの推移 ・出品者数の推移 仕入れ前に確認できる

KeepaはAmazonの商品ページに、過去の価格・ランキング・在庫の推移グラフを表示するツールです。ブラウザ拡張機能(ブラウザに追加する無料のソフト)として動くため、インストール後は何も操作しなくてもAmazonの商品ページを開いた瞬間にグラフが表示されます。

Amazonの商品ページは「今の価格」しか表示されません。しかし仕入れで大事なのは「ずっと安定して売れているか」「急に価格が下がっていないか」という過去の動きです。Keepaを使うと、この情報をグラフで確認できます。

Chrome・Firefox・Edgeに対応しています。各ブラウザの拡張機能ストア(ChromeなレChrome ウェブストア、EdgeならMicrosoft Edge アドオン)で「Keepa」と検索して「追加」ボタンを押すだけでインストールできます。

無料版と有料版の違い|まず無料版で始める

機能 無料版 有料版 価格グラフ(基本) ランキンググラフ 出品者数グラフ 詳細統計・月次トレンド 価格アラート等 △(一部のみ)

Keepaには無料版と有料版があります。最初は無料版で十分です。

無料版でも価格グラフ・ランキンググラフ・出品者数グラフは確認できます。仕入れ前の基本チェックに必要な情報はすべて無料版でカバーできます。

有料版にすると、より詳細な統計データ(月ごとのランキング平均値など)や価格アラート機能が使えます。リサーチに慣れてきて「もっと細かいデータが欲しい」と感じたら、有料版への移行を検討するくらいの順番でよいと思います。

Keepaグラフの読み方|確認すべき3つのポイント

①ランキンググラフ 需要の安定性を見る 長期間ランキングが 低い値で安定 → ◎ 急上昇だけ → 一時的 ②価格グラフ 価格の変動を見る ゆるやかに安定 → ◎ 急激に下がっている タイミングを外すリスク ③出品者数グラフ 競争の激しさを見る 出品者が少ない → ◎ 急激に増えている 価格競争になりやすい

KeepaのグラフはAmazonの商品ページを開くと自動的に下部に表示されます。確認すべきポイントは次の3つです。

①ランキンググラフ|長期的に需要があるか確認する

Amazonのランキングは数字が小さいほどよく売れている状態を示します(1位が最も売れている)。

ランキンググラフを見るときのポイントは「長期間にわたって数値が低い(売れている)状態が続いているか」です。何か月も安定してランキングが低い数値を維持している商品は、継続的に需要があると判断できます。

逆に「あるタイミングだけ急にランキングが上がる(売れる)」場合は、季節需要やセールによる一時的なものかもしれません。グラフの期間を1年以上に広げて見ると傾向がわかりやすくなります。

②価格グラフ|急な価格変動がないか確認する

価格グラフでは新品の最安値の推移を確認します。価格がゆるやかに安定している商品は、価格競争が穏やかで仕入れ値と販売価格の設計がしやすいです。

注意すべきは「直近で価格が急激に下がっているケース」です。出品者が増えて価格競争が始まっている可能性があります。仕入れ値を計算したときに利益が出る価格設定でも、その後さらに価格が下がると利益が消えます。

③出品者数グラフ|競争が激しくないか確認する

出品者数グラフは、その商品に何人の出品者がいるかの推移を示します。出品者が多い商品ほど価格競争が激しくなりやすく、利益率が下がる傾向があります。

出品者が少ない商品は競争が少ない反面、そもそも需要が少ない場合もあります。ランキンググラフと合わせて「需要はあるが出品者は少ない」商品を見つけることが目的です。

実際のリサーチ手順(型番品を例に)

1 Amazonで 商品ページを開く 2 ページ下部の グラフを確認 3 ランキング (需要)を見る 4 価格グラフ (変動)を見る 5 出品者数 (競争)を見る 3つすべてOKなら仕入れ候補に入れる

実際のリサーチでの手順は次のとおりです。私が日用品系の型番品をリサーチするときに使っている確認の流れです。

  1. Amazonで調べたい商品のページを開く
    商品名または型番で検索して、対象の商品ページに移動します。
  2. ページを下にスクロールしてKeepaのグラフを確認する
    Keepaをインストール済みであれば、商品ページを下にスクロールするとグラフが自動表示されます。
  3. まずランキンググラフを見る
    グラフの表示期間を「3か月〜1年」に設定して、ランキングが長期的に安定しているか確認します。急激に動いているだけの場合は保留にします。
  4. 次に価格グラフを見る
    新品最安値の価格推移を確認します。急激に下がり続けている商品は除外します。
  5. 出品者数グラフを確認する
    出品者が急激に増えていないかを確認します。3つすべてで問題なければ仕入れ候補に入れます。

3つのチェックをすべて通った商品であっても、仕入れ値・Amazon手数料・送料を計算して利益が出る数字か確認してから仕入れます。Keepaは「候補を絞り込む」ためのツールであり、利益計算は別途行う必要があります。

まとめ:Keepaで確認する習慣が損失を減らす

Keepaで確認すること ①ランキングが長期安定しているか ②価格が急激に変動していないか ③出品者が急増していないか 始め方 ① ブラウザの拡張機能ストアで 「Keepa」を検索・追加(無料) Amazonページを開くと自動表示

Keepaはブラウザに追加するだけで、Amazonの商品ページに過去のグラフを表示するツールです。確認すべきポイントは「ランキングの安定性・価格の変動・出品者数の変化」の3つで、最初は無料版で十分対応できます。

仕入れる前にこの3つを確認する習慣をつけることが、「仕入れたけど売れなかった」という損失を減らす第一歩です。ただし、Keepaで候補を絞った後は必ず利益計算を行い、Amazonの手数料や送料を差し引いても利益が出るかを確認してから仕入れてください。

法人でAmazon物販を始めるときに必要なツール・サービスの全体像は「法人でAmazon物販を始めるときに使うツール・サービス全部【実録】」にまとめています。

執筆:モグラ(合同会社ユーノア代表)
2025年1月から企業のAmazon物販の立ち上げ・運営に従事し、営業利益ベースで月50〜60万円の規模まで成長(継続中)。現在は自社でも合同会社を設立し、物販事業を運営。

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